今回は消防設備士乙6の取得体験記を書いていきます。
聞いたこともないし、あまりなじみのない資格なんだけど何で取得しようと思ったの?
仕事上取得しておくといいかもなと思ったけど、ほんとになじみがなくて勉強には苦労したよ…
正直言って、過去に記事を書いた第2種電気工事士や危険物乙4よりも、この試験に大変苦労しました。なぜなら圧倒的に情報が少ないから。受ける人もかなり限られていると予想されるので、インターネットにも情報が少なくて基本は市販のテキストと過去問勝負でした。
舐めてかかったところもあるんですが、結果的にはあと1問間違えたら不合格というギリギリでの合格でした。でもいいんです。100点でもボーダーギリギリでも受かって免状もらえれば同じですから。笑
これから受験する人や、受験を考えている人に向けて参考になってくれればいいなと思います。
消防設備士とは
劇場、デパート、ホテルなどの建物は、その用途、規模、収容人員に応じて屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備等又は特殊消防用設備等の設置が法律により義務づけられており、それらの工事、整備等を行うには、消防設備士の資格が必要です。
一般財団法人消防試験研究センターより引用(https://www.shoubo-shiken.or.jp/knowledge/shoubou.html)
消防設備士には甲種と乙種があり、それぞれ試験も役割も違います。
甲種・・・点検整備・設置工事ができる。
乙種・・・点検整備ができる。
消火設備は電気で作動するものがほとんどであるため、その設置工事には電気工事を伴います。
電気工事は本来、電気工事士のみができる業務ですが、消防設備士甲種取得者は特別に、取得した類の消火設備のみ工事することが認められています。
資格の学校TACより引用(https://www.tac-school.co.jp/kouza_shoubousetubisi/shoubousetubisi6_guide.html)
以上が消防設備士の概要になり、1~7類・特類と取扱いできる消防設備が細かく分類されています。私が今回受験したのは乙種6類になります。
第6類消防設備士は、ビルなどの建物に設置されている消火器(いわゆる「業務用消火器」)の点検や整備を行うことができる国家資格です。また、第6類消防設備士の資格は乙種のみで、甲種はありません。
理由は上述のとおり、消火器設置には電気工事を伴わないため、甲種を必要としないからです。消防設備士には多くの種類がありますが、消防設備士乙種6類は、毎年約2万人前後が受験する、乙種の中で一番受験者数が多い人気資格です。
資格の学校TACより引用(https://www.tac-school.co.jp/kouza_shoubousetubisi/shoubousetubisi6_guide.html)
さてここからは、何とか一発合格した私の勉強法などを書いていきます。
消防設備士乙6勉強法
過去の資格シリーズでも書いていますが、こういった問われる知識が何年もほぼ変わりない資格に関して、最重要は過去問です。過去問を制すれば合格を勝ち取れます。
ましてや乙6の出題は消火器なので、何十年も変わりないようなものなのに問題だって変えようがありません。
テキストは流し読み程度で終えて、すぐさま過去問に行く。わからないことがあればテキストで調べながら回答していく。答えを見ずに解けるようになってくれば、ほぼ勝ち確かなと思います。
それくらい暗記が物を言う試験がこの消防設備士乙6です。
使用したテキスト・問題集
最初調べたときにどんなサイトも必ず勧めていたので、公論出版さんの「消防設備士第6類」を購入しました。
これ1冊で行けます!的なコメントが多かったので、私も信じて買いました。しかしこれ1冊だけではかなり苦労しました。
問題集としては良いのですが、テキストではないので理解できるところまでの内容ではないです。結果的にこの1冊で乗り切りましたが最初の取っ掛かりで苦労して混乱してしまい、ほとんど開かない問題集を2冊ほど買ってしまいました…。無駄金…。
基本的に消火器は見たことがあっても詳しくは知らないと思うので、だまってテキストを買った方が無難です。
テキストもほとんど種類がないので選びようがないのですが、通称工藤本と呼ばれる「わかりやすい! 第6類消防設備士試験」がベターかなと思います。
書店に行っても比べられるほど置いていないのですが、直接見てみるのもいいかと思います。
消防設備士乙6に使った勉強時間は
総勉強機関としては2か月ほどでした。勉強時間としては気が向いたときに1日1時間程度でしたので、試験が近くなってから休日に焦ってプラス1~2時間をするような感じでした。多くて2か月あれば合格圏内だと思います。
こういう暗記物はだらだら時間が空くと、だれてきてしまうので短い準備期間でコツコツとが失敗が少なくていいです。
最後に
マイナー資格というのは本当に情報がないので苦労しました。しかしないからこそ逆に浮気せず1冊の問題集とテキストで最後まで勉強できるのは強みではあるかもしれません。無理やりですが。
何度も言いますが、この試験は暗記勝負です。1日1ページでも良いのでコツコツ行うことが大切だと思います。お酒飲みながらでもやってみましょう。
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。