こんにちは!わったです。いかがお過ごしですか?
さて今日は、第2種電気工事士の筆記試験勉強法についてお話します。
小学校の算数からつまづくくらい、理系科目が苦手なのによく受験しようと思ったね!
ここ最近で一番の目標だったから、がんばってみた。
現在私は施設管理の仕事をしています。施設管理といっても自分で何でも整備しますという仕事ではないので、直接的に使用するわけではないのですが、いろんな専門業者さんと話をする機会も多いため知識向上も兼ねて広く浅く現場で使う資格を取得しようと思い立ったわけです。
第2種電気工事士を取得すれば、自宅の電気工事もできるようになるので長い目で見てもかなり使える資格なのです。
下記に記しておきますが、私のような勉強苦手勢どころかほんとに義務教育受けてきたのか怪しいレベルでも大丈夫だったので、他に同じような方がいれば参考になるかもしれないと残すことにします。
第2種電気工事士とは?
電気工事の欠陥による災害の発生を防止するために、電気工事士法によって一定範囲の電気工作物について電気工事の作業に従事する者の資格が定められております。
電気工事士の資格には、第一種電気工事士と第二種電気工事士があり、第一種電気工事士にあっては一般用電気工作物及び自家用電気工作物(最大電力500 キロワット未満の需要設備に限る。)の作業に、第二種電気工事士にあっては一般用電気工作物の作業にそれぞれ、従事することができます。
一般財団法人電気技術者試験センター公式サイトより引用(https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html)
ちょっとよくわからないので補足しておくと、「一般住宅や小規模な店舗、事業所などのように、電力会社から低圧(600ボルト以下)で受電する場所の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。」と記載があります。
要は自宅なんかの電気工事が自分でできるようになるってことです。自分の部屋にコンセントを増設したいとかDIYの幅が拡がりますし、交換修理も自分の手で行うことが可能になります。
第2種電気工事士試験について
第2種電気工事士は「筆記試験」及び「技能試験」の両方を合格しないといけません。受験は年2回、上期(5月下旬)と下期(10月下旬)で行われます。※筆記試験のみの日程
そのうち筆記試験については下記の内容が試験で問われます。
第2種電気工事士筆記試験の内容
次に掲げる内容について試験を行い、解答方式はマークシートに記入する四肢択一方式により行います。
(1)電気に関する基礎理論
(2)配電理論及び配線設計
(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
(4)電気工事の施工方法
(5)一般用電気工作物の検査方法
(6)配線図
(7)一般用電気工作物の保安に関する法令
一般財団法人電気技術者試験センター公式サイトより引用(https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html)
ちなみに直近で行われた令和3年下期の筆記試験合格率は57.7%となっています。国家資格でありながらかなりの合格率で、これを見たら「自分もいけるかも…」と思えますよね!
実際わたしもそのタイプでした。根拠のない自信もたまには大事なのです。笑
第2種電気工事士は独学で合格できるのか
結論から言うと、独学で合格できると思います。
タイトルからお察しの通り、子どものころから算数が苦手でございまして…
お恥ずかしながら高校1年生の定期テストでは、3点を取ってしまったほどの絶望的なレベルであります。申し訳程度に書いた計算式で△3つの3点。笑
そんなレベルですから、筆記試験は受験前から相当ビビっているわけです。笑
なので私は筆記対策として通信教育を使いました。選んだ教材はこちらです。(ただしほとんど使用しませんでした。ただの銭失い…)
・SAT 第2種電気工事士講座
選んだ理由としては値段以外ありません。笑 ここで他の通信教育と比べてみましょう。
翔泳社 | 61,600円~ |
SAT | 21,780円 |
ユーキャン | 63,000円 |
キャリカレ | 31,900円 |
このようにかなり差があります。何でこんなに差があるかというと技能試験までキッチリ面倒見てくれてるかということだと思います。他にも何個か同様の通信教育がありますが、値段の違いは大体これが理由です。
ここをちゃんと調べずに申し込んだので、最初は失敗したなと思いましたが自分で揃えた方が最終的には安上がりにできます。
ここでお金を出せば自分で揃える手間が減るのと、分からなくなっても手厚いフォローがあることがメリットですね。こればかりは自分の性格を考えて検討されるといいと思います。
私は上記にも書いている通り、頼んだくせにほとんど使用しませんでした。
- テキストが最初から見たこともないような公式の勉強からスタートだった
- 動画講習がただテキストを読んでいるだけでつまらなかった
このあたりが理由でフェードアウトしました。動画ではここを必ず押さえてくださいというポイントが紹介されることがあるのですが、それを差し引いても自分の中で有益とは思えませんでした。
結局市販教材を使った勉強方法に移ったので、独学でOKということです。
勉強始めてみてどう?
本当は上期の試験を受ける予定だったのですが、大好きな歌手のライブと日程が被ってしまい即決でライブを選びました。笑
通信教育が合わなくて、ちょっとドロップアウトしかけたのも理由としてなくはないですが…ただ中だるみしてしまったものの、電気工事士取得は念願でしたのでまた頑張ろうと思ったわけです。
結論として私は通信教育を捨て、YouTube・テキスト・過去問の3本立てで筆記を勉強しました。
特にホーザンさんにはYouTubeチャンネルや問題集でとても助けられました。
工具もホーザンさんが出しているものを買いましたが、第2種電気工事士試験に関するすべてにおいてホーザンさんを選んでおけば間違いないです。ちょっと盛ってるかもしれませんけど、そのくらいの感じ方ですね。
勉強方法はこれらを使いながら、ほんとーーーーーーーにありきたりですが過去問を繰り返し解くことだと思います。最初はわからないと思うので、流し見ながらこんな問題が出るんだくらいでいいと思います。
この勉強方法はほとんどの資格試験勉強に当てはめて使えるものです。特に現場関係資格は勉強する分野に大きな変更がほとんどなく、過去問も焼き増しじゃないの?ということが多々あるのです。
なのでちょっと飲みながら1ページだけ開いてみるかとかYouTube見るかって感じにコツコツ進めていくのが一番の近道ですし、過去問を見たり解いたりすることで、敵がどんなものなのかざっとでも知っておくのは今後のためにも役立ちます!
ただし!自分のとっつきやすいところから読んでいくのがいいと思います。私の使用した通信教育のテキストでは、最初から見たこともないような計算の公式が出てきて読むのも嫌になったので…。
※過去問解き始めれば分かることなので、無駄な労力をかけないために先に伝えておくと計算問題はほぼ捨てていいです。実際に私は本当に捨てました!だって数学3点取るレベルの頭では無理だもの。笑
ただここを捨てる分、他の問題を回答できる精度はあげるのは当たり前にこなしていきましょう。さらに過去問やってくうちに、計算問題ゾーンにあるのに暗記モノ的なやつも混じっているので余力があれば点数稼ぎ目的でカバーしてくとベター。
少しずつ理解が進んできたら、ネット上で出来る過去問もやってみましょう。私は過去問.COMさんを使いました。
ここは選択肢をクリックするだけで、正解不正解が出る上に解説も出ます。
豊富な問題量があるのでおすすめです!試験前には10年分解きました。
第2種電気工事士試験におすすめの参考書・過去問は?
参考書や問題集をオススメするときに毎度書いているのですが、購入するときはベストセラーを買えです!理由は勉強していて何かで詰まったときに、検索すると探し当てれる率が格段に上がるからです。
「すぃ~っと合格」シリーズはどのサイトでも必ずオススメされています。昔から推されているので、実際に試験会場でも使用している人はたくさんいました。
「いちばんやさしい~」もベストセラーです。この参考書のいいところは、素人には取っつきにくい(というかやりたくなくなる)計算系の章が最後の方にあることです。
正直開いて早々に見たこともないような公式や、計算式なんか出す参考書はセンスないだろとしか思えないですね。大事なのは分かるんですけど…
仕事でちゃんと理解しておかなければいけない人は別にして、個人的に取得して使用を考えている人などはこちらのほうが良いでしょう。
終わりに
最後に大事なことを書きますが、試験当日は問題に自分の回答を写して、すぐ自己採点できるようにしておきましょう。ここで自己採点しておくと、合格を待たずして技能試験の勉強に取り掛かれるからです。
勉強に関して現代はインターネットが普及しているので、それをたくさん使っていきましょう。
思い返してみても、紙のテキストよりYouTubeが役に立ちました。これも時代なのでしょうか。すごく有益なものが無料でゴロゴロ転がっています。それを使わない手はありませんよ!
次は「数学3点マンでも合格!第2種電気工事士勉強法 技能試験編」も書きますので、よかったら是非お読みください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。